お知らせ/寺友ブログ

お知らせ

令和2年 お盆 ごあいさつ

  • 2020年8月16日 update
  • カテゴリー:お知らせ

 

合 掌 多量の雨を降らせた梅雨も過ぎ去り、夏の暑さ真っ盛りです。

今年は口を開けばコロナウイルスの話になってしまいます。先の見えない自粛・自制の生活にホトホト疲れ果ててしまいます。仕事や娯楽の為移動をしたり、顔を突き合わせて食事をすると蔓延する…誠に人間の欲望と性質の本質をついた巧みなウイルスです。また、目には見えないだけに扱いに困ったものです。今の所、その抑制には私達の「モラル」と「規律」と「心配り」が唯一の手段のようです。

昭和に活躍された評論家亀井勝一郎さんは「言葉は心の脈拍だ」と仰ったそうです。お医者さんは健康をチェックする際、脈をみて目に見えない体内を診断します。同じように、人の心の健康度(状況)を判断するのに言葉(使い)が手掛かりとなるからだそうです。

私たちの言葉使いは全て心から発せられます。目に見えない心を整えたり、心をキチンとすることはとても困難なのです。そこでお釈迦さまはその心を整える為に「言葉使い」と「身のふるまい」を正すことを第一とされたのです。例えば、日頃の言葉使いは丁寧に相手を思いやった言葉を用いたり、他者が訪問される際は多少手間でもキチンと整えたお部屋にしておく。身なりも勿論そうです。

こうした目に見える行動や言葉使いを整える事が目に見えない心への制御となります。コロナウイルスと言った目に見えない物を制御するには、やはり私たちの行動と心構えを整えることが第一なのです。辛抱ということは誰もが好きではないでしょうが、ウイルスとも必ず上手く付き合うことの出来る日が来る筈です。どうかそれまで言葉使いと身を整えて来る日を待ちましょう。

夏場は夜が眠りにくく休息が十分でなかったり、食欲が落ちたりと体調を崩しやすくなります。時にはクーラー等を上手く使いご自愛下さいますようお願い申し上げます。   再 拝

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