四十九日の期間… 故人の人生を辿る時間
- 2023年11月26日 update
- カテゴリー:ごあいさつ
身近な家族や友人と死別し、その方を送った後、、、7日ごとのお経を上げ、そして49日(しじゅうくにち)のご法事をつとめます。
この49日間は色々な言い伝えや宗教的な期間でもあります。
また、この49日という期間に遺族は、故人のエピソードや在りし日の姿を回想しながらその方の生涯を完成させていくのでしょう。
電話や交通機関がまだ発達していなかった時代、親戚であっても直ぐに葬儀に訪れることが出来ず、後になって参られることもあったでしょう。
その為に49日という期間にご親戚や友人、また故人にお世話になった方々が葬家を尋ね故人との思い出をご遺族と語り合われ、
遺族が知らなかった故人の姿や幼いころの様子を聞き、その方の一生という時間を辿っていくのです。
人間の一生という時間を知らせて貰える大切な時間でもあります。勿論、その後の年回忌のご法事も同じ意味でもあるでしょう。
正しいかどうかは別として、法事の意味を昔の環境から想像して考えてみると納得できることもありそうですね。