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お知らせ

令和5年癸卯 新年のご挨拶(^^♪

  • 2022年12月31日 update
  • カテゴリー:お知らせ

「円満の秘訣!」、、、昔、中国で戦のない平和な国家を造ることを目指したある王様が臣下にこう言いました。

王:「私は、争いのない穏やかな国を造りたいと思う!そこで、世の中には何代もの家族が暮らす大家族の家があると聞く。そこの長老に一度会って家族が円満に暮らす秘訣を尋ねてみ

   たい!お前たち、そのような家族を探してまいれ!」と国中を探させたのでした。

 すると、臣下の一人が王様が言った通りの大家族が暮らす集落を見つけて帰ってきました。

臣下:「王様!見つけて参りました!何代も共に暮らし親族で助け合っている家族がございました!」

王:「でかした!では、その家に案内せい!」

 王さまは早速、臣下の案内でその家へと向かったのです。

早速、王様はその家の長老に会い、自身の理想を語り平和な国を造る方法を尋ねたそうです。

すると、その家の長老は傍にいた孫に筆と紙を持って来させました。そして、孫の持ってきた筆を手に取り

おもむろに「忍耐」と大きな字、小さな字、様々な字体でたくさんの忍耐の文字を紙いっぱいに書き、  耐」

王様に渡したそうです。 王様はその紙を手にし、                       

王:「耐えること、、、ある程度の意味は分かりますがその真意をお聞かせ願いたい!」

 すると長老は

長老:「この家には九十を超える老人から,生まれたばかりの赤子まで様々に暮らしております。その中で年寄りは年寄りの言いたい事、

   息子や嫁たちはそれぞれの言いたい事、赤ん坊は赤ん坊なりの言いたい事があるでしょう。しかし、それらが皆言いたい事ばかりを

   言い合っていてはまとまりません。皆それぞれに辛抱…忍耐で暮らしております。それが円満の秘訣です。」

 と答えたそうです。王様は長老からもらったその紙を大切に持ち帰り、自分の仕事の部屋に貼りいつもそれを目にとどめ自身の指針にしたと言われます。

この「忍耐」を仏教では忍辱(にんにく)とも言います。先程の耐えることとも似ておりますが、お釈迦さまはただ耐えることだけを仰られたのではなく、

「深く物事を見ること」から耐えることに通じると仰られました。

私たちは何事も深く物事を見ていないために他人の行動に腹を立てたりします。

年末の大掃除に雑巾がけの為、水を入れたバケツを床に置いていた妻。私はそれに気づかずつまづいてしまいました。

「こんな所にバケツを置いて!邪魔じゃないか!」と怒った私。

 

お釈迦さまの仰られた「深く物事を見ること」とはバケツをしっかりと見ておくこと、、、とは違いますよ。

勿論、そのこともありますが、真意は「年末の大掃除をしてくれている妻に感謝し自分も何か手伝えることはないだろうか。」

或いは「掃除をしてくれているなら何か置いてあるかもしれない」ともう一歩深く物事を考えること、を意味します。

すると、妻に対して「ありがとう!なにか手伝おうか?」「注意をはらってゆっくり歩こう」という行動に変わってくるのです。

 

「忍辱」とは、ただ歯を食いしばって耐えるのではなく、深く物事を見直すと自分の考えだけが正しいのではなく相手の立場も

見直すことが出来るのです。すると、腹が立つのではなく、相手の考えも理解し、自分の足りなかったことや自分の過ちが見えてきます。

そうすると家族や社会の中で腹を立て争うのではなく、自分の気持ちが治まり、円満の一歩へと近づくのです。

令和5年、どうぞ皆さまもそのように努め一つでも争いなく円満に過ごしていきましょう!

皆様の本年のご多幸をお祈り申し上げます。   合 掌

 

 

 

 

 

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