お知らせ/寺友ブログ

「おかあさん スマホを見ないで ぼくをみて」

親がスマホに集中するあまり、子どもに関心がいかない昨今の現状への標語と言えます。「ひどい親だ！」と思いつつ目に入りました。仕事のやり取りは勿論、連絡の手段、買い物、新聞に代わってニュースを見る等、最近では殆どがスマホで行われます。更にコロナ禍も相まって、携帯・スマホに集中する時間の増加に拍車がかかりました。他人事として読んでおりました自分が、気が付くと連絡のやり取りにスマホに没頭しておりました。隣りでは我が子がゲームに没頭。会話のない我家のリビングでの光景が流れているではありませんか。

「他人の一寸は見えても自分の一尺は見えず」という言葉があります。他人の小さな落ち度には気が付きますが、自分の過ちには無頓着であるというのです。スマホの出現やコロナ禍で社会の問題も多様になりました。自分の行動も何が正しく、何が誤りか分からなくなってきました。標語や世相の風刺は世の中を素直に表しています。自分は当てはまらないかどうかを確認する為には、神仏の前で手を合わせて静かに座る時間をつくることです。それが自分は常に他者とつながり自己中心の独善的考えを抑える事が出来るようになるからです。それがなければ腹を立てたり、他人事として聞き流してしまうでしょう。自分を素直にもち自信をアップデート（更新）しておくことが大切です。合掌