10月 月初の挨拶(^^♪
- 2022年10月5日 update
- カテゴリー:ごあいさつ
新聞の投稿欄である高校生の「死生観」(生と死に対する考え方、生きる指針)を目にした。彼によると死後どうなるのかというイメージによって変わってくる、のだそうだ。例えば南国パプアニューギニアでは「人は死を迎えると、これまでの肉体を脱ぎ捨て再び新しい命として生まれ変わる」と考えるのだそうだ。これでいけばプラス思考と言え、死生観は前向きになる。反対に日本のように死後に地獄に堕ちるというマイナスの思考では後ろ向きの死生観になるという感じである。
人が死を迎える時、それは様々な状況があるので先の考え方が必ずしもプラスなのかマイナスなのか、またマイナスと表現されている地獄への恐怖があるからこそ、それがブレーキになるという事もいえるだろう。いずれにせよ高校生という若者が斯様な事に意見を持ってくれたことはとても嬉しく感じました。
いじめや人間関係の悩みの末、自ら命を絶つ。居たたまれない事件が絶えません。
「自殺は罪なのですか?」という問い掛けを耳にすることがある。
ある意味それは罪である。私たち皆の責任として受け止めるべき社会の罪なのである。個人がその様に追い詰められるまでに放置した社会を造っている私たち全体の罪として受け止めなければならない。他人事と見ているのではなく、そのような事件が続く以上、罪を改め、安心の社会を造り上げることが私達の責務であります。