9月 月初の挨拶(^^♪
- 2021年9月1日 update
- カテゴリー:ごあいさつ
今年の夏は台風、長雨に悩まされました。お日さまを目にする機会がなく、まるで梅雨の延長の如くでした。この分だと秋の収穫に影響が出そうです。その上、相変わらずコロナ禍も続き日本中が混乱状態です。私たちの精神がいつまで持ち堪えられるのか心配です。
ワクチン接種、自粛指示…等、国は私たちに様々な指示をされますが、その効果が伝わって参りません。
その昔、お釈迦さまの時代、国力豊かな大国が隣りの小さな国を攻め滅ぼそうとした時、お釈迦さまに相談をされました。ところが、お釈迦さまはその小国が攻め滅ぼす事の困難な事を助言したのです。
何故ならば、その小国では、
・常に話し合いを大切にし、正しい事を決定し合っている。
・上の者も下の者も互いを敬い、認め協力し合っている。
・決められた事や倫理を守り、誇りを持って生活をしている。
・父母を軽んじることなく、また目上の人に対しても敬いの心をもって接している。
・神聖な場所をわきまえ、祖先に対して敬意を忘れない。
・男女が互いに礼節を守っている。
・知識や最先端に振り回されず、人としての道を教えてくれ者を大切にしている。
など七項目にわたって国民が順守しておりその国の堅固な事を伝えました。こうして、お釈迦さまはその小国を守ったと言われます。
今、私たちはどうでしょう?コロナ禍が長引き、私たちは疲れ果てつつあります。国からの情報にも疑心暗鬼となり、私たちの国に対する信頼は低迷しています。国を導く者と私たち国民の信頼関係が無くなり、いくら政府が方向性を示しても国民がそれに従わなくなりつつあります。各々が各々の正論を唱え一つに纏まることがありません。国家内がバラバラでは国力は低くなってしまいます。
先の見えない生活にホトホト疲れますが、コロナ禍収束に向けて私たちが心を引き締め団結し、一つの方向性にまとまる必要があります。その為には政府も正しい情報と国民に対する尊厳をもった接し方をして頂かねばなりません。互いが敬い、協力しあって強靭な日本を造りなおし、一日も早いコロナ禍収束に向けて頂きたいと存じます。 合掌