10月 ご挨拶(^^♪
- 2025年9月30日 update
- カテゴリー:ごあいさつ
「お彼岸」(「日願」と言う表現もあるらしい)
農耕と関わりの深い日本人にはとても大切な時期を意味したようです。春の彼岸は稲作の始まりの時期にあたり太陽を讃え豊年を祈り、秋の彼岸は収穫に感謝する。 私達は自然の力に祈りと感謝の敬いをもって接してきました。近年、酷暑の影響で米価は乱高騰。それまで当たり前過ぎたお米の有ることに、只々食べる側にいた私を含め、生産に関わりのなかった都会の人までもがこれ程にお米に関心を持ったことはとても良い機会ではないでしょうか。食料自給率が先進国一低いと言われるこの国に於いて、さらに生産地では高齢化が進み手放される農地に都会の人を呼び込み、共同作業でもよいので自分達のお米を自分達の手で作ってみる、というのはどうだろうか。草刈りなど途中の作業に関わってみるのも良い機会になるのではないだろうか。
そうやって都会と農地の人々が行き交う形の日本の農業も良いと思う。日頃当たり前すぎて関心が希薄だったお米に関わることで関心が高まり、感謝になるのではないだろうか。決して当たり前ではない太陽の恩恵、そこから生まれる自然の恵みと代々つなげて下さったご先祖のお陰に感謝してこのお彼岸を過ごしてみて下さい。